【110回国試出題】リベルサス(セマグルチド)完全攻略!「飲み方のクセ」と「SNAC」をオリジナル問題でマスターしよう

第110回薬剤師国家試験に出題されたリベルサス(セマグルチド)の対策とVIP待遇のような飲み方の注意点を解説するアイキャッチ画像

薬学生の皆さん、こんにちは! 病院薬剤師で、糖尿病薬物療法認定薬剤師のなおです🐶

国試勉強は順調ですか?

実は、第110回薬剤師国家試験(問262-263)で、経口GLP-1受容体作動薬である「リベルサス(一般名:セマグルチド)」がついに出題されました!

注射薬のオゼンピックに続き、今もっともホットな「インクレチン関連薬」。

臨床現場でも処方頻度が爆上がりしているので、次の国試でも形を変えて(製剤や副作用など)狙われる可能性が非常に高いです。

「過去問を見たけど、イマイチ要点が掴めない…」

「実務で出たら、自信を持って疑義照会できるかな?」

そんな方のために、第110回の出題傾向を分析し、絶対に落とせないポイントを凝縮した「オリジナル練習問題」を作成しました。

私のブログでおなじみの「VIP待遇」という覚え方なら、複雑な服用ルールも一発で覚えられますよ!


1. リベルサスは「超VIPなお客様」と覚えよう

リベルサスの最大の特徴は、「服用ルールがめちゃくちゃ厳しい」こと。

これを守らないと、薬が吸収されず効果がゼロになってしまいます。

国試の実務問題で狙われるのは、まさにこの「鉄の掟」です。

私はいつも、リベルサスを「気難しい超VIPゲスト」に例えています。

  • ① 起床時(完全空腹時)に飲む
    • VIPの言い分:「他のお客さん(食べ物)がいる店には入りたくない!貸切にして!」
    • 理由: 胃内容物があると吸収が阻害されるため。
  • ② 水は約120mL以下(コップ半分)
    • VIPの言い分:「照明(添加剤の濃度)が完璧じゃないと働かない!」
    • 理由: 水が多すぎると、吸収促進剤(SNAC)が薄まって効果が出ないため。
  • ③ 服用後30分は飲食・他剤禁止
    • VIPの言い分:「席に着くまで(吸収されるまで)誰にも邪魔されたくない!」
    • 理由: 薬が胃粘膜から吸収されるためのタイムリミット。

2. 製剤のキモ!「SNAC」ってなに?

「なんでタンパク質(ペプチド)なのに飲めるの?」

ここが薬理・薬剤(製剤)の出題ポイントです。

リベルサスには、サルカプロザートナトリウム(SNAC)という添加剤が配合されています。

📝 SNACの役割(テストに出るかも!)

  1. 胃内pHの上昇: 胃の中で局所的にpHを上げ、ペプシン(分解酵素)から薬を守る。
  2. 吸収促進: 胃粘膜の透過性を高め、成分の吸収をブーストさせる。

このSNACのおかげで、本来は分解されてしまう薬が、胃から直接吸収されるようになったのです。


3. 【実践編】オリジナル問題にチャレンジ!

第110回の出題内容を参考に、「絶対に解けてほしいポイント」をまとめたオリジナル問題を作りました。

解説までしっかり読み込んで、リベルサスの基本を完璧にしましょう!

第1問(実務・処方解析)

問1 65歳男性、2型糖尿病患者。血糖コントロール不良のため、以下の処方が新規に追加された。薬剤師が医師に疑義照会すべき点として、適切なのはどれか。2つ選べ。

(処方)

セマグルチド錠 7mg 1回1錠(1日1錠)

1日1回 朝食後 28日分

  1. セマグルチド錠の開始用量について
  2. セマグルチド錠の服用タイミングについて
  3. セマグルチド錠の投与期間制限(長期処方制限)について
  4. セマグルチド錠とDPP-4阻害薬が併用されていないことについて
  5. セマグルチド錠の粉砕指示がないことについて
▼ クリックして正解と解説を表示 正解:1、2
【解説】
この処方には、リベルサス導入時によくある「2つの重大な間違い」が含まれています。
✅ 選択肢1(正解):開始用量について
処方ではいきなり「7mg」(維持用量)が出されています。
GLP-1受容体作動薬は、導入初期に悪心・嘔吐などの消化器症状が非常に発現しやすい薬剤です。そのため、添付文書上も「3mg」から開始し、4週間以上投与した後に増量することと定められています。いきなりの7mg投与は過量であり、疑義照会必須です。
✅ 選択肢2(正解):服用タイミングについて
処方では「朝食後」となっています。
解説で触れた通り、リベルサスは「起床時(飲食前)」の空腹状態で服用しなければ吸収されません。食後服用ではバイオアベイラビリティが著しく低下し、効果が期待できないため、用法誤りとして疑義照会が必要です。
❌ 選択肢3(誤):投与期間制限について
新薬の投与期間制限(14日分)は、通常、薬価収載から1年間適用されます。リベルサスはすでに発売から1年以上経過しており、長期処方(28日分など)が可能です。したがって、この点は疑義照会の対象になりません。
❌ 選択肢4(誤):DPP-4阻害薬の併用について
GLP-1受容体作動薬とDPP-4阻害薬は作用機序が重複するため(インクレチン関連薬)、原則として併用しません(片方を中止して切り替えるのが一般的です)。
❌ 選択肢5(誤):粉砕指示がないことについて
リベルサスは粉砕不可の薬剤です。
湿気や光に弱く、またSNACによる吸収促進効果は錠剤の構造(放出制御)などにも依存しているため、粉砕したり噛み砕いたりすると吸収されなくなります。
そのため、「粉砕指示がないこと」を疑うのではなく、むしろ「粉砕してはいけない」薬です。もし「粉砕」と書かれていたら疑義照会対象ですが、書かれていないので問題ありません。

第2問(薬理・病態)

問2 セマグルチドに関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. DPP-4(ジペプチジルペプチダーゼ-4)を阻害することで、インクレチンの分解を抑制する。
  2. グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体を刺激し、血糖依存的にインスリン分泌を促進する。
  3. 添加剤であるサルカプロザートナトリウム(SNAC)により、胃内での分解抑制と吸収促進が図られている。
  4. グルカゴン分泌を促進することで、低血糖を防ぐ作用がある。
  5. SGLT2阻害薬と同様に、尿中へのグルコース排泄を促進する。
▼ クリックして正解と解説を表示 正解:2、3
【解説】
❌ 選択肢1: これはシタグリプチンなどの「DPP-4阻害薬」の機序です。セマグルチドは「GLP-1受容体作動薬」であり、分解酵素を阻害するのではなく、受容体を直接刺激します。
✅ 選択肢2: 正解。GLP-1受容体作動薬の基本作用です。「血糖依存的(血糖が高い時だけ働く)」という点が、SU剤などとの大きな違いであり、単独使用で低血糖が起きにくい理由です。
✅ 選択肢3: 正解。これが経口投与を可能にした「SNAC」の役割です。この添加剤の名前と役割はセットで覚えておきましょう。
❌ 選択肢4: 引っかかりやすいポイント! GLP-1はインスリン分泌を促進し、**グルカゴン分泌は「抑制」**します(血糖値を下げる方向に働く)。「促進」は誤りです。
❌ 選択肢5: これはダパグリフロジンなどの「SGLT2阻害薬」の機序です。

まとめ:これだけ覚えれば合格点!

リベルサス(セマグルチド)の国試対策まとめです。

  1. 世界初の経口GLP-1(添加剤SNACのおかげ!)。
  2. 飲み方は「超VIP待遇」が必要。
    • 起床時(空腹)
    • 水は約120mL以下
    • 飲んだら30分待機
  3. 開始はいきなり7mgではなく、3mgから慎重に

第110回ですでに出題されましたが、臨床現場で非常に重要な薬なので、今後も頻出テーマになるはずです。

「VIPなリベルサス様」と覚えて、実務も薬理も製剤も攻略しちゃいましょう!

国試勉強、応援しています!🐶


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⚠️ 免責事項(必ずお読みください)

本記事に掲載している問題および解説は、第110回薬剤師国家試験の出題内容を参考に、AI(Gemini)が作成したオリジナルの練習問題です。内容については糖尿病薬物療法認定薬剤師であるなお先生の確認を経て掲載しておりますが、試験対策として利用される際は、必ずご自身でも教科書や信頼できる情報源(添付文書やインタビューフォーム等)を用いて、正答や解説の裏付けを確認するようにしてください。本記事の情報を利用したことによる損害等について、筆者は一切の責任を負いかねます。

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