こんにちは! 病院薬剤師で、糖尿病薬物療法認定薬剤師のなおです🐶
将来的に「糖尿病薬物療法認定薬剤師」を目指している方、あるいは現在「履修薬剤師」としてステップアップを考えている方。
申請要件を見て、「うっ…これは無理かも…」と心が折れそうになったことはありませんか?
その最大の原因は、おそらく「学会発表」の文字ではないでしょうか。
今回は、私の実体験を交えながら、この「学会発表の壁」をどう乗り越えるか、そして学会が用意してくれている「救世主のような研修会」について紹介します。
1. 「履修」は取れても、「認定」は別世界?
まず、認定制度の仕組みをおさらいしましょう。
日本くすりと糖尿病学会の制度は、大きく2段階に分かれています。
- 糖尿病薬物療法履修薬剤師(まずここを目指す)
- 糖尿病薬物療法認定薬剤師(上位資格)
「履修薬剤師」の申請要件は、薬剤師歴3年以上、単位取得(30単位)、基礎編研修の参加などです。これらは、講習会に参加して勉強を続ければ、学術活動の経験がなくても到達可能です。
しかし、その上の「認定薬剤師」になると、景色が一変します。
新規申請要件には、ハッキリとこう書かれています。
本学会において、筆頭発表者として1回以上の学会発表があること。
さらに、更新時には論文投稿や十分な活動実績も求められます。
「勉強してテストを受ける」だけでなく、「自ら研究して発表する(アウトプット)」ことが必須になるのです。ここで足踏みしてしまう薬剤師さんは非常に多いです。
2. 私を変えた「上司の指導」と「最初の1回」
正直に言うと、私も最初は「学会発表なんて、大学の研究室にいた人たちがやるものでしょ? 現場の薬剤師には荷が重い…」と思っていました。
でも、どうしてもこの認定資格が欲しかった。
それがきっかけで、「やるしかない!」と腹を括りました。
幸運だったのは、当時の職場に研究熱心な上司がいたことです。
研究テーマの選び方から、データの集め方、抄録の書き方まで、手取り足取り指導してくれました。
そのおかげで何とか初めての発表を終えた時、「あ、私でもできるんだ」という自信がつきました。
それ以降、気づけば通算3回の学会発表を経験。
認定資格のためという動機でしたが、結果として薬剤師としての視座を大きく引き上げる良い機会になりました。
3. 「教えてくれる上司がいない!」というあなたへ
とはいえ、皆が皆、恵まれた環境にいるわけではないですよね。
「研究なんてしたことない」
「テーマの探し方がわからない」
「教えてくれる先輩がいない」
そんな理由で認定を諦めるのはもったいないです!
私が直接指導することはできませんが、学会自体が素晴らしいサポートを用意してくれています。
それが、「研究計画書の書き方」に関する研修会です。
4. 学会主催の研修会をチェックしよう
日本くすりと糖尿病学会 教育研修委員会では、定期的に「これから発表を目指す人」のための研修会(ワークショップ等)を開催しています。
例えば、「研究計画書の書き方グループワーク」のような企画が開催されることがあります。
これは、臨床研究を始めたいけれど方法がわからないという薬剤師のために、研究の流れや計画書の作成方法を解説してくれるものです。
💡 こういった研修会のおすすめポイント
- 「書き方」を一から学べる臨床研究のハードルとなる「研究計画書」について、専門の先生から学ぶことができます。
- ファシリテーターによるサポートグループワーク形式の場合、ファシリテーターがついてサポートしてくれることが多く、一人で悩まずに進められます。
- P単位がもらえる!学会主催の研修会に参加すると、認定申請に必須となる「P単位」が取得できることが多いです。学びながら単位も稼げる、一石二鳥のイベントです。
- 会員ならお得に参加できる学会員であれば、非会員よりも安価に受講できるメリットもあります。
開催時期や募集人数は年度によって異なりますが、こうした研修会は認定を目指す薬剤師にとって非常に心強い味方です。
「自分には無理…」と諦める前に、ぜひ学会のホームページで最新情報をチェックしてみてください。
👉 最新の研修会情報は学会HPで確認
日本くすりと糖尿病学会 ホームページ
まとめ:その一歩が「認定」への近道
「履修薬剤師」で止まってしまうのはもったいない。
学会発表は一度経験してしまえば、決して高すぎる壁ではありません。
私のように上司に恵まれなくても、学会が用意してくれているこうした「足がかり」を利用すれば、必ず道は開けます。
まずはこうした研修会への参加を検討して、認定薬剤師への切符(学会発表)を手繰り寄せてみませんか?
私も応援しています!
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