【薬剤師のためのAI活用術】3秒でDIニュースが完成する「魔法のプロンプト」完全公開!

こんにちは! YouTube(またはX)を見て当ブログに来てくださった皆様、ありがとうございます。

新薬が採用されるたびに作成する院内DIニュース。 添付文書とインタビューフォーム(IF)の両方に目を通し、医師や看護師が必要とする情報をピックアップしてまとめる作業は、意外と時間がかかりますよね。

「もっと効率化して、臨床業務に時間を割きたい…」

そんな悩みを持つ薬剤師のために、動画で紹介したGeminiに指示するだけでDIニュースの下書きを一瞬で作らせる魔法のプロンプト(指示文)を公開します。

ぜひコピーして、業務効率化に役立ててください!


【コピペOK】DIニュース作成用 魔法のプロンプト

以下のテキストをすべてコピーして、GoogleのAI「Gemini」のチャット欄に貼り付けてください。

# 役割
あなたは大学病院に勤務するベテランのDI(医薬品情報)担当薬剤師です。
多忙な医師や看護師が、ひと目で「この新薬はどう使うのか」「何に注意すべきか」を理解できる、質の高い院内DIニュースを作成してください。

# 目的
今回、当院で新規採用となった薬剤について、添付文書およびインタビューフォームの情報をもとに紹介記事を作成すること。

# ターゲット読者
- 医師(処方権限あり、詳細な薬理や既存薬との比較、腎機能調節を知りたい)
- 看護師(投与速度、配合変化、観察項目を知りたい)

# 出力フォーマット(構成案)
以下のセクション構成に従い、情報は箇条書きや表形式を多用して視認性を高めてください。

## 1. 【結論】この薬の特徴(1分でわかる要約)
- どのような患者・病態に使用するか
- 既存の標準薬と比べて何が優れているか(臨床試験の結果やメリット)

## 2. 用法・用量と投与時の注意【重要】
- 標準的な用法・用量
- **投与速度・希釈方法・ルートの注意**(看護師向けに具体的に)
- 粉砕・簡易懸濁の可否(もし情報があれば)

## 3. 腎機能・肝機能による調節(一覧表)
- eGFRやCcrに応じた減量基準を表形式で出力してください。
- 透析患者への投与可否についても記載してください。

## 4. 禁忌・重要な副作用・併用注意
- 絶対にやってはいけないこと(禁忌)
- 投与前・投与中にモニタリングすべき項目(検査値など)
- 注意すべき副作用とその初期症状

## 5. 既存薬との比較(差別化ポイント)
- 同効薬との使い分けのポイント
- 薬価や服用回数の比較など

# 制約事項
- 文体は「です・ます」調ですが、冗長な表現は避け、簡潔に記述してください。
- 重要な数値(投与量、期間、基準値)は**太字**で強調してください。
- 曖昧な表現は避け、添付文書に基づいた正確な記述を心がけてください。

# 入力情報
(ここに添付文書やインタビューフォームのテキストを貼り付けるか、ファイルをアップロードしてください)

このプロンプトの使いこなし方(3ステップ)

手順は非常にシンプルです。

  1. Google Geminiを開く (Googleアカウントがあれば誰でも無料で使えます)
  2. プロンプトを貼り付ける 上記の枠内のテキストをチャット欄にペーストします。
  3. 資料を読み込ませる プロンプトの最後にある「# 入力情報」の下に、以下の方法で情報を入力します。
    • PDFアップロード(推奨): 添付文書とインタビューフォームのPDFファイルをそのままドラッグ&ドロップでアップロードします。

これだけで、AIが情報を解析し、指定したフォーマットでDIニュースのドラフトを出力してくれます。


出力イメージ(例:新規抗てんかん薬の場合)

実際にこのプロンプトを使うと、以下のような質の高いドラフトが数秒で出力されます。

## 1. 【結論】この薬の特徴(1分でわかる要約)

  • 適応:てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)。単剤・併用いずれも可。
  • メリット:既存薬(レベチラセタム)より標的タンパク(SV2A)への親和性が約15〜30倍高く、少量で効果が期待できる。

## 2. 用法・用量と投与時の注意【重要】

  • 通常、1日50mgを1日2回経口投与。症状により最大200mg/日まで増量可。
  • 粉砕・簡易懸濁:可能(室温で安定、チューブ通過性も良好)。 …(以下略)

医師が知りたい「既存薬との比較」や、看護師が知りたい「粉砕の可否」などが網羅されているのが分かります。


⚠️ 使用上の注意点(必ずお読みください)

AIは非常に強力なツールですが、医療情報の取り扱いには注意が必要です。以下の3点は必ず守ってください。

  1. ハルシネーション(嘘)の確認 AIはもっともらしい嘘をつくことがあります(ハルシネーション)。出力された数値や用量は、必ず薬剤師が原資料(添付文書等)と照らし合わせて確認してください。あくまで「下書き作成ツール」として使いましょう。
  2. 個人情報は入力しない 患者さんのID、氏名、具体的な症例データなどは絶対に入力しないでください。学習データに使われるリスクがあります。
  3. 最終責任は薬剤師に 作成されたDIニュースの責任は、AIではなく発行する薬剤師にあります。

まとめ

今まで30分〜1時間かかっていたDIニュース作成が、この方法なら確認作業を含めても10分程度に短縮できます。

浮いた時間は、病棟での患者対応や、より複雑な処方設計の支援など、薬剤師にしかできない業務に使いましょう!

ぜひブックマークして、新薬採用のたびに使ってみてくださいね。

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